このカップ、ご存じですか?

シェラカップに似ているけれど、よく見るとちょっと違う……? このカップは「ロッキーカップ」と言います。ロッキーカップは簡単に言えば、シェラカップの大きい版。なかなか使い勝手がいいギアなのですが、シェラカップと比べると認知度が低いのが残念なところ。こちらの記事ではそんなロッキーカップの魅力を紹介します。
そもそも「ロッキーカップ」とは?
「ロッキーカップ」は商標登録されている商品名。アメリカ・サンディエゴ在住のバックパッカー・Charles A Hillが開発したアイテムです。Charles A Hillはシェラカップを使用していたのですがサイズに不満があり、アメリカで液量の単位として使われているパイントサイズ(1パイントは約473ml)のカップを開発しました。1984年にパテント申請が行われ、1987年に認定されているようです。
現在、Charles A Hillが開発したオリジナルのロッキーカップは廃盤となっていますが、パイントサイズほどの容量でロッキーカップに近い製品が数社からリリースされており、これらのカップが一般的に「ロッキーカップ」と呼ばれています。
※本記事ではこの後の記述から、Charles A Hillのロッキーカップに形状・容量が近いカップを総称して「ロッキーカップ」と記載させていただきます
ロッキーカップの特徴
シェラカップとはどう違うのでしょうか。「ロッキーカップ」ならではの特徴を紹介します。容量は約480ml!
ロッキーカップの容量はだいたい480ml前後。シェラカップ(約280ml前後)の倍まではいきませんが、そこそこの容量が確保できます。例えばカップヌードルを作る場合、必要なお湯の目安量は約300ml。吹きこぼしのことなど考えると、ロッキーカップで沸かすのにちょうどよいサイズです。
<購入した人の声>
日清のカップヌードルなどに注ぐための容量は確保されています。吹きこぼしなど考慮すると、くれぐれも容量ギリギリのお湯を沸かそうとはしないほうがいいので、このサイズですが350mlくらいを目安にするといいと思います。(出典 : Amazon)
調理しやすい寸胴形状
シェラカップがすり鉢型の広口形状なのに対し、ロッキーカップは寸胴形状で深型。クッカーのように調理がしやすく、また底部が広いので安定感があるのも特徴です。もちろん器としても使いやすい形状です。
<購入した人の声>
固形燃料20gで、ほったらかしご飯も美味しく炊けます。これより大きいサイズの600タイプも所有しておりますが熱伝導の問題なのか、こちらのサイズで炊くほうが上手く炊くことができます。(出典 : Amazon)
シェラカップと重ねられる!
見た目のフォルムは違いますが、ロッキーカップとシェラカップは直径が同じものが多く、スタッキングしやすいのも便利な点。ただしメーカーや製品によっては、重ねられないものもあるので確認を。※上の写真はロッキーカップ×3、シェラカップ×3、フタ×1を重ねたところ。
使い方はシェラカップとほぼ同じ!
容量やサイズが違うくらいで、基本的な使い方はシェラカップとほぼ同じ。直接火にかけられるので調理OK。器としても、軽量カップとしても使えます。
シンプルな作りで頑丈だから、気兼ねなくガシガシ使用できるのが◎。スタッキングしてコンパクトに収納可能なのもキャンプ向き!
いま手に入るロッキーカップをピックアップ!
オリジナルのロッキーカップはオークションなどで高値のため、なかなか入手困難ですが、総称・ロッキーカップは数社のメーカーからリリースされています。容量480ml前後、寸胴タイプのモデルを紹介します!



INOUT オリジナルシェラカップ

●サイズ:φ12×6cm(ハンドル長さ5.5cm)
●容量:480ml
シェラカップの相棒?揃えて使うのもアリ!
シェラカップよりも深さがあり、底も広く安定感して使えるロッキーカップ。シェラカップ同様、直火OKなほか器としても使えますし、頑丈で軽量、メモリ付きのものは軽量カップにもなります。シェラカップのサイズが小さいと感じていた人は、迷わずロッキーカップを手に入れましょう!
Let’s get the Rocky cup!
ロッキーカップを手に入れよう!