スノーシューで目指すは小浅間山の山頂

1日目のメインはスノーシューツアー。集合場所のoutsideBASEからバスに乗り、スノーシューフィールドへ移動します。イベントプロデューサー兼ガイドの田中ケンさんの話によると「かなり手軽なルートなうえ、なかなかの絶景が待ってます」とのこと。期待が高まります。さあ、スノーシューを履いて目的地・小浅間山(こあさまやま)へ向けて出発です。

今回のスノーシューツアーではKEENのスノーブーツ、TUBBSのスノーシューのレンタルがセットになっていて、冬山の装備を持っていなくても安心して参加ができました。
30分ほどゆるやかな登り坂を歩くと突如視界が開けて「小浅間山」と、山頂の方向を示す案内板が現れました。「ここからちょっとシンドイですが頑張りましょう!」とケンさんがテンションを上げていきます。確かにかなりの急坂でした……。が、中腹付近で参加者がザワついています。みんなが視線を向けるほうを見て見ると……。

あ!ニホンカモシカ!50mくらいの距離を保ったまま、じっとこちらを見つめています。こんな場所で野生動物に出会えるなんて、かなり貴重な体験! 大人も子供も大興奮でした。

標高1655mの小浅間山山頂に、参加者全員が無事到着できました! 片道およそ1時間の、本当に手軽なトレッキングルートですよ。積雪が少ない&風が吹き抜ける場所なので途中からはスノーシューを脱いでのアタックとなりましたが、眼前には望む浅間山、そして眼下には軽井沢の街並みが見える最高のビューポイントでした。

帰り道は深雪が残るルートを選びます。自由に歩くルートを選んでフカフカの雪を歩けるのですが、赤ちゃんを背負ったままでチャレンジするやんちゃなお父さんも(笑)。転んでも柔らかい雪の上だから安心です。
絶品のアウトドア料理でお腹いっぱい

食事は温かいシェード内の快適な空間で贅沢なアウトドア料理をたらふくいただきました。参加者たちの目の前で迫力の調理が始まります。

ツーバーナー&スキレットで焼き上げたオージー・ラムはバルサミコソース&ワサビしょうゆソースをかけて。ほかにもオージー・ビーフがごろごろ入ったシチュー、パン、コールスローサラダ、マッシュポテトをワンプレートでぎっしりと。

朝食は定番のホットドッグにサラダ、そして温かいスープが提供されました。朝から大満足のボリュームです。
クルマの学校「雪道スペシャル編」開校!

2日目のメインイベントは熊沢祥人さん(校長先生)と竹岡圭さん(モータージャーナリスト)による、クルマの学校「雪道スペシャル編」です。まずはシェード内にて雪道走行時の基礎知識、電子制御システムなどの解説からはじまります。

また雪道走行時の必需品として、けん引ロープ、スクレーパー、発煙筒、バッテリーケーブルなどが紹介されました。

その後、デリカD:5とパジェロによるスタックの脱出法実演を実施。前後に揺さぶって単独で脱出する方法や、けん引ロープを使った救出法を学びます。けん引ロープのフックを引っかける位置や、ロープのテンションを確かめながら脱出する術が解説され、参加者はもしスタックしてしまったときのことを想像し、真剣に耳を傾けていました。
デリカD:5&パジェロで雪上試乗体験!

助手席に講師が座り、参加者がデリカD:5とパジェロの雪上試乗に出発です。センターハウス前からスタートし、まずはゆるやかな上り坂。続いてフラットなコテージ前のエリアを抜けると今度は下り坂のキャンプエリアに突入です。カラマツ林に囲まれたフリーサイトの中、爽快に走り抜けます。
ところどころに凸凹やアイスバーン、深雪の部分もあったりと、普段なかなかチャレンジすることがない雪道を走れるだけでも貴重な体験。また、走行中に電子制御システム(2WD、4WD)の切り替え操作を試してみると、明らかな違いを実感。デリカD:5、パジェロの悪路走破性の高さが十分すぎるほどわかる試乗体験となりました。


キャンプ場では魅力的な遊びもたくさん!

裏山にある緩斜面では、思い思いに雪遊び。


試乗体験の合間には、親子で参加できるワークショップを実施。ヘンプ編みのオリジナルバングルを作りました。

雪上を走れるファットバイクも用意され、自由にサイクリング。
知ってそうで知らない発煙筒の点火方法

クルマの学校、クライマックスは発煙筒の点火体験です。熊沢校長が解説をしたのち、参加者に発煙筒が配布されます。マッチの要領でこすって……点火! やってみると、とても簡単です。が、実際に点火しなくてはならないシーンに遭遇してしまったとき、落ち着いてできるでしょうか……。こうして一度使ってみるだけでもイザというときの心構えは違いますよね。


冬まっただ中で、夜はマイナス10度を下回る厳しい環境なはずですが、天気にも恵まれて最高の2日間を過ごせました。適度に体を動かし、絶品のご飯を食べ、雪道運転での必要な知識と技術を身につけることができる素晴らしいツアーでした。今後の冬キャンプのドライブに自信がつきました、確実に!
デリカD:5スペシャルサイトはコチラ