#04:アネヴェイ フロンティアストーブ
最近のキャンプブームで薪ストーブの需要がかなり拡大しているようだ。その中でも人気のフロンティアストーブが新しくなったと聞き、使い勝手を試してみた。
まず感じたのは、炎が見える小窓付きでさらに扱いやすくなったこと。
開口部には木製ハンドル
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次に多くのユーザーが開け閉めし易いように開口部ドアには木製のハンドルが付き、同じハンドルでベンチレーションが追加され、空気の流れを調整できるように進化している。個人的には小窓がなかったが旧モデルもよかったなぁ。扉の開閉調整もシンプルで気に入っていた。
調理だけじゃなく、重宝する天板蓋
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あると便利な天板の蓋。取り外すことでより空気を取り入れ、調理の際、火力を上げてくれる重宝する装備。小さい薪の追加もでき、直火の調理が出来るなど工夫次第で使い方が広がる。広くなった天板は使い易さが向上していた。
湯を沸かしながらでも調理し易い広さになった。天板が大きいと湯沸かし、調理などの幅が広がり嬉しい。旧モデルは「もうちょっと広かったらなぁ」と言う声を聞いていたので、喜ぶユーザーは多いのでは?
大きくなりメリットが増えた、まさに”プラス”
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薪を入れる開口部も大きくなり薪の追加作業がし易くなった。少し大型を欲していたユーザーは納得の仕様変更だろう。下部に取り付ける灰受けも大きくなり安心感が増している。大きく、重くなっているが使いやすくなった様々な仕様を考慮するとプラスのことが多い。
太くなった煙突が燃焼効率を上げている
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本体の拡大化に伴い、煙突も太くなっている。これにより燃焼効率が上がり、より薪が燃えやすくなっている。その調整を煙突と扉のベンチレーションでより調整しやすくなった。
安定感を与えてくれる折りたたみ式の3本足
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重い本体と煙突を支えるカメラの三脚でも実績のあるトライポッド(3本脚)。重く、太めの薪をくべても、天板で調理をしても安定して支えてくれる。ロックピンで固定され、折りたたんだ時もそのピンでロックできる。簡単で確実な方法だ。長さも調整できる。
考えられた煙突の収納
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標準装備の6本ある煙突を好みや使い方で継ぎ足し数を変えて使う。6本もあると収納がかさみ持ち運びが大変だろうと思うが、画像のように2本づつ合わせて収納できるように煙突の太さに工夫がされている。これはユーザーにとって嬉しい収納方法だろう。
スッキリ収まる完璧な収納
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長さを調整できる脚は折りたたみ、煙突と灰受けは本体の中に収納できる。煙突を本体に入れる場合は位置と順番を間違えると入らない。これはちょっとストレスだが、6本の煙突が本体に収まる喜びの方が大きい。入れ方を覚えればそんなことは気にならないだろう。
薪ストーブが後押しする、camp style in nippon
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薪ストーブは、暖を取り、調理をし、焚き火を扱う楽しみを充実してくれる。ここ数年でタブーとされてきたテント内での火器の使用がティピー型テントの再登場で各方面に刺激を与え、薪ストーブとセットの海外モデルテントが輸入されるなど、そのスタイルが定番化してきている。それにより、よりニッチな海外モデルも輸入されテント選びは悩んで大変だろう。テント&薪ストーブの使用は快適で暖かく楽しい。
その反面、使用に際して注意しなければならないことも増えてくる。テント内での火器使用は一酸化炭素中毒の危険性もあるので換気に気を配ること。火事にならないようにストーブ周りのセッティングは注意したい。
海外ではテント内にストーブというスタイルは定番だった。一部のコアなユーザーは、自己責任でテント内で薪ストーブや灯油ストーブを使っていたが、最近は初心者でも当たり前のように使うようになっている。取り扱いには十分注意して事故のないようにキャンプを楽しんで欲しい。
ANEVAY(アネヴェイ)
Frontier Stove Plus(フロンティア ストーブ プラス)
本体: 全長47cm x 幅28cm x 高さ23cm
重さ: 16.95kg
高さ(天板まで):48cm/40cm (煙突込み):2.78m/2.7m
天板厚さ: 2.5mm
本体厚さ:2mm
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